作品介紹

翻訳夜話


作者:村上春樹     整理日期:2016-12-30 10:19:52

  

東京大學の柴田教室と翻訳學校の生徒、さらに6人の中堅翻訳家という、異なる聴衆(zhòng)(參加者)に向けて行った3回のフォーラムの記録!敢乖挕工趣ⅳ毪瑜Δ、話の內(nèi)容はいずれも肩の凝らない翻訳談義だが、レベルの異なった參加者との質疑応答の形をとっているために、回答內(nèi)容は自ずから微妙に変奏されており、結果として入門、初級、中上級向けの3部構成の翻訳指南書に仕上がっている。

  

柴田が書いたあとがきに、「翻訳の神様から見れば、我々はすべてアマチュアなのだ」とあるように、両者の回答は、體系化された技術?翻訳論議に向かうのではなく、翻訳を行う際の、動機や心構えを説明することに費やされている。例えば「大事なのは偏見のある愛情」(村上)とか、「ひたすら主人の聲に耳を澄ます」(柴田)とか、あるいは「(翻訳することによって、原文の世界に)主體的に參加したい」(村上)といった具合だ。

  

途中に、「海彥山彥」と題したカーヴァーとオースターの同一の小品(巻末に原文がある)の競訳が掲載されており、プロ翻訳家たちとの最後のフォーラムでは、これを巡った質疑が展開する。文脈や文體のうねりといった、一般論では語り盡くせない領域で具體的な論議が進行するこの部分からは、競訳ゲームのおもしろさという以上に、テキストと翻訳家との間で生じる本質的なスリルが伝わってきて、非常におもしろい。劇的な魅力たっぷりの、本書の白眉と言っていいだろう。

作者簡介  

フォーラム1 柴田教室にて(偏見と愛情

  

かけがえのない存在として ほか)

  

フォーラム2 翻訳學校の生徒たちと(「僕」と「私」

  

he said she said ほか)

  

海彥山彥―村上がオースターを訳し、柴田がカーヴァーを訳す(村上?カーヴァー「収集」

  

柴田?カーヴァー「集める人たち」 ほか)

  

フォーラム3 若い翻訳者たちと(“Collectors”の「僕」と「私」

  

良いバイアス?悪いバイアス ほか)







上一本:村上春樹全作品1979~1989 下一本:村上春樹短篇小說傑作選

作家文集

下載說明
翻訳夜話的作者是村上春樹,全書語言優(yōu)美,行文流暢,內(nèi)容豐富生動引人入勝。為表示對作者的支持,建議在閱讀電子書的同時,購買紙質書。

更多好書